有限会社照泰仏堂 幡司社長インタビュー ~ 45年の歩みと大切にしてきた「あり方」~

【基本情報】

事業内容: 仏壇・仏具の販売、葬儀業

所在地: 〒700-0043 岡山県岡山市北区三門中町2-11

https://www.shoutaibutsudou.com/

1978年(昭和53年)の創業から今日まで

照泰仏堂は、幡司社長のご両親が二人で始めた小さな仏壇店からスタートしました。

創業から21年が経過した1999年、幡司社長が店に戻られます。それ以来、今日に至るまで、仏壇・仏具の販売に留まらず、法要ホールの建設、雑貨店の運営、そして葬儀事業への参入など、時代の変化に合わせて柔軟に事業を広げてこられました。

「暗い」を「楽しい」へ。照泰仏堂の挑戦

仏壇店といえば、どうしても「暗い」「入りづらい」というイメージがつきまといます。しかし、幡司社長はその既成概念に真っ向から挑みました。

「どうしても仏壇屋には暗いイメージがある。だからこそ、私は『楽しい仏壇屋』を目指してきました」

店内の雰囲気づくり、接客の姿勢、言葉選びのすべてに「訪れた人が少しでも元気になれるように」という想いが込められています。

悲しみと向き合う仕事だからこそ、グリーフサポートとの出会い

仏壇を買いに来られるお客様の多くは、大切な人を亡くされた直後です。心が沈み、どうしていいか分からない状態の方も少なくありません。

幡司社長は、そうした方々に心から寄り添うために、グリーフサポート(悲嘆ケア)を深く学ばれました。

単に商品を説明するのではなく、お客様の背景や心の状態を察しながら、今必要とされている言葉を届ける。それが照泰仏堂の接客の根底に流れる精神です。

「お客様の背後にはご先祖様がいる」という視点

幡司社長のお話の中で、特に印象深いのがこの考え方です。

「来店されるお客様の後ろには、仏様(ご先祖様)がついていると思って接客をしている」

目の前のお客様だけでなく、その背後にいるご先祖様にも見られているという意識。だからこそ、ごまかしや嘘、雑な対応など一切できません。自分自身の「心のあり方」がすべて伝わってしまうからです。

この視点こそが、他の仏具店にはない照泰仏堂ならではの「深さ」であると感じます。

「お客様は鏡」という姿勢が人を呼ぶ

幡司社長は「お客様は鏡である」とも仰っています。

自分たちのあり方が、そのままお客様の質に反映されるということ。

実際、照泰仏堂に集まるのは温かいお客様ばかりです。それは決して偶然ではなく、幡司社長たちの真摯な姿勢が、同じような心を持つ人々を引き寄せている結果なのだと感じました。

時代に合わせて変わる「やり方」、変わらない「あり方」

創業から45年以上。仏壇業界や葬儀の形、家族の在り方は大きく変化しました。

しかし、幡司社長が一貫して大切にしてきたのは、「やり方」ではなく「あり方」です。

「結果が先ではなく、自分のあり方が先。やり方は後からいくらでも変えられる」

この言葉に、照泰仏堂のすべてが凝縮されているように思います。

これからの歩み

今後の展望として、照泰仏堂様ではペット葬儀や、遺品整理を含めた「一発断捨離」といった新たな事業も展開されるとのことです。

若い世代に向けて

最後に、若い世代に向けてメッセージをいただきました。

「今の若い世代の人たちは精神的な価値観が高い。だからこそ、早くそのことに気付いてほしい」

自分たちは高い精神的価値観をすでに持っているのだと自覚し、行動に移すことができれば、さらなる成長を遂げられるはずだ――。そんな期待と温かさが込められたエールでした。